
「主を探しなさい。君の全てを預けられる主を。
相手が見つかるまで、顔を隠す布を取ってはいけない。
その素顔を見ることができるのは、君が認めた主だけ。
それが符術士の掟、契約だ」
東汪国の都、王陵で、符術士になるべく修行を積んでいた主人公は、
ある日、修行場である紫永観を出て自分の主を探せと命じられる。
様々な人物と出会い、人として、符術士として成長していく主人公。
だがそんな中、主人公は次第に東汪国の存亡を揺るがす動乱に巻き込まれていく。
主人公は誰と契約を果たし、運命を共にするのか。
終わりの日は、刻一刻と近づいていた──。