第1回 どんな作品? 〜改めて作品世界をおさらいしよう!〜

大正メビウスラインPORTABLEと越えざるは紅い花〜大河は未来を紡ぐ〜の作品を
ライター、モッツァレラ鈴木が個人的主観でご紹介します。



→大正メビウスライン PORTABLE が気になるあなたはこちら
→越えざるは紅い花〜大河は未来を紡ぐ〜 が気になるあなたはこちら
→両方のタイトルが気になるあなたはこちら

製品情報

大正メビウスラインPORTABLE
タイトル:大正メビウスライン PORTABLE  ジャンル:大正剣劇浪漫アドベンチャー  キャラクターデザイン:敷田歳
シナリオ:中条ローザ  企画原案:御雄幸路

出演キャスト:柊京一郎:CV内匠靖明・ミサキ:CV花田光・時雨: CV三浦祥朗・ 千家伊織:CV興津和幸・館林開:CV日野聡・伊勢馨/伊勢薫:CV赤羽根健治 ほか (※PSP版用のキャストになります)

越えざるは紅い花〜大河は未来を紡ぐ〜
タイトル:越えざるは紅い花 〜大河は未来を紡ぐ〜  ジャンル:女性向け恋愛アドベンチャーゲーム
キャラクターデザイン:つきのおまめ  シナリオ:松竹梅  企画原案:OperettaDue

出演キャスト:トーヤ:CV立花慎之介・スレン:CV宮下栄治・ノール:CV鈴木千尋・ ナラン:CV杉山紀彰・ルジ:CV中澤まさとも・セフ:CV小田敏充・エスタ:CV牧野秀紀・ジギCV.柿原徹也・ウルCV.雪代綾乃・ナァラ(主人公/名前変更可):CV立石めぐみ ほか (※PSP版用のキャストになります)

大正メビウスラインPORTABLE

『大正メビウスラインPORTABLE』の原作となるWindows用ゲーム『大正メビウスライン』は、2012年12月21日にLovederiveryより発売されました。
その後、2014年2月27日dramatic createよりプレイステーションポータブル用に発売されたアドベンチャーゲームとなります。

本作は架空の大正時代を舞台に、主人公・柊京一郎が単身上京した帝都で今まで会ったことのないタイプの人々出会い成長していく熱い物語となっています。
そう、このタイトルは男性主人公が男性キャラクターとの間に絆や愛情を育んでいくいわばボーイズラブと呼ばれるジャンルのゲームです。

恥ずかしながら、ライターはボーイズラブのゲームは初体験で(小説や漫画は読んだことがあったのですが…)ドキドキの初プレイとなったのでした。
dramatic createさんに聞いたところによると、既に手に取っていただいたプレイヤーさんからのアンケートなどからBL初挑戦ユーザーさんが少なくないとのこと。
確かに、プレイしてみた感触では男性同士の恋愛よりも先に、作りこまれた世界観や、魅力的なキャラクターの方にまず目が行きます。
BLゲームをプレイしたことのない方にも、オススメできるタイトルだと思います。
(とはいえ、かなり濃厚なラブシーンもありますのでお友達にお勧めする際にはご注意ください。よく家庭用ゲームでここまでできたなというレベルです!)

主人公である京一郎は異能の力、霊を見たりする不思議な力をもっているのですが、それを巡って出会った男性たちが「自分の陣営で協力してほしい」と協力を要請してくるのです。
霊という事で、すこーしグロテスクな妖怪などの絵もたまに出てきますが、そこを含めまずはオープニングムービーでキャラクターや雰囲気を掴んで見てもらえるとわかりやすいかと思います。

音楽ユニット六弦アリスの楽曲が印象的なオープニングムービーです。
京一郎と出会った男性陣はムービーの中でも気になる表情を見せてくれています。
ムービーを見始めた時にはミサキが気になるなーなんて思っていたのですが、双子のキャラと共に出てくる八号(妖怪的なキャラです)を見て
「え!?これってこういうゲームなの!?」と驚いてしまったのも新鮮な経験でした。
実際にゲームで八号+双子のCGシーンを見た時に、「カッコイイ〜!」とテンションが非常に上がります。
…ちょっと見るべき点がずれてしまったので方向修正を。
ゲームをプレイすると、この作品はシナリオがとても大きなツリー構造になっているのだと感じられます。
というのもルートごとのエピソードの軸が異なり、相手を選ぶことの意味合いがエンディングに直結しているのです。
また、1キャラごとのシナリオが非常に読み応えがあり、中条ローザ氏の文章にぐいぐいと世界に引き込まれてしまいます。
攻略対象(という表現でいいのでしょうか…)は4人と、乙女ゲームに慣れ切っていたライターには寂しい気がしたのですが、全くそんなことはありません。
1キャラアタリのエンディングに至るまでの物語の工程が非常に丁寧な上に、エンディングの分岐もラストで別れるのではなく、物語の半ばで大きく分かれていくのです。
これはプレイしていても大変嬉しい展開です。

今回のキャンペーンが秋の夜長にプレイしては〜ということだそうですが、前のめりになりながら早く読みたい先が知りたいとプレイすること請け合いです。
深夜が楽しくなる秋のパートナーにはもってこいなのではないでしょうか。



まさしく京一郎は帝都で波乱万丈の体験をすることに…!

次回コラムではそんな波乱万丈を運ぶ男性たちをご紹介!!



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越えざるは紅い花〜大河は未来を紡ぐ〜

『越えざるは紅い花〜大河は未来を紡ぐ〜』の原作となるWindows用ゲーム『越えざるは紅い花』は、2012年9月7日にOperettaDueより発売されました。
その後、2014年3月20日dramatic createよりプレイステーションポータブル用に発売されたアドベンチャーゲームとなります。

異国情緒あふれる架空の国を舞台に展開するヒロイン・ナァラと登場人物たちの恋愛模様を、葛藤と信念と共に描いた物語です。

プレイステーションポータブル版で初めてこの作品に触れたライターですが、恋愛描写が非常に丁寧に描かれていてドキドキが止まりませんでした!
もとのPC版が18歳以上向けのタイトルという事で、プレイする前は艶っぽいシーンは少しぶつ切りの印象なのかなー、と思っていたのですがそんなことは全くありません!
原作の松竹梅氏がシナリオを執筆されているという事で、物語が自然に展開しています。
余談ですが、プレイ中に原作が気になって比べて遊んでしまったほどです…

CERO D(17歳以上対象)という事でもちろん恋愛面に関しては踏み込んで描かれています。
しかしながら、どんな求愛行動にも『心理面があって初めてこの結果があるのだ』と思わせてくれる展開は、ゲームを遊んでいるというより小説を読んでいるような感覚になります。
声と絵と音楽があるので、臨場感はさらにアップ。世界観にどっぷりとはまり込むことができます。

この作品をプレイして、まず思ったのが「ヒロインに共感しやすい」ということです。
乙女ゲームをプレイする上でいろんな視点でプレイする方がいらっしゃると思います。
ヒロイン目線でプレイする方、神視点で楽しむ方などなど…。
どうしても主人公の目線でプレイする限り、その心理描写が理解できない・反感を持ってしまうような設定だと物語を楽しもうと思っても半減してしまうというものです。

ヒロインのナァラは、たまにうっかり行動をとることはあるものの(これはヒロインの魅力の一つです!)、過去の経験から自分を鍛える芯の強い女性。
状況に追い詰められて心が弱ることはあっても、攻略対象に力をもらいながら自分で決断できる現代的な感性を持った人物なのです!
そんな彼女だから敵国に攫われた後の展開もなるほどなーと思わせてくれます。

オープニングムービーの中でヒロインが思いっきり攫われていますね。
燃え盛る炎の中、攫われた敵国はもちろん回り中敵だらけです。
とはいえ、味方になってくれる男性陣ももちろんいます。
それぞれの立場からヒロインに接触していき、信頼し合えるようになる過程が楽しいです。
全エンディングをコンプリートして思う事ですが、このゲームのすごいところは純愛だけではないというところでしょうか。
ゲームの構成でトーヤ・ノール・スレンの3者のルートから対になる攻略キャラにルートが分岐していくのですが、
その中で彼らが見せる愛情・心情の変化が(中にはひねくれた愛情の人もいますが…それが良いのですけどね!)たまりません。人間っていいなと思わせてくれます。
愛情が深すぎて嫉妬していく過程がとても切ないです。まさしく秋のときめきにはうってつけですね…!

個人的にはあるキャラの嫉妬エンドが非常に怖く…その魅力にはまってしまいました。
ぜひ人間の表・裏、深すぎる愛情の結果がどうなるかをお楽しみいただければと思います!


敵国にいるのにタフなヒロイン…!たくましさが無くては生きていけません。

次回コラムではそんなヒロインをとりまく攻略対象たちをご紹介!!
何とプレイステーションポータブル版にはオリジナルキャラが登場します!



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両方のタイトルが気になるあなた

ぜひ両タイトルを遊んでみることをお勧めします!
若干の違いはありますが、システムは共通しているので片方遊ぶと、快適プレイ間違いなしです。
実際ライターは発売順という事で『大正メビウスラインPORTABLE』をプレイしたあと『越えざるは紅い花〜大河は未来を紡ぐ〜』をプレイしたのですが、 勝手知ったるといった感じで手軽にプレイすることができました。

ところで、どちらのタイトルも気になるという方はBLゲームも乙女ゲームもどっちも好きだという方なのでしょうか。
それとも、『乙女が好きだけどBLはやったことなくて…』ないしは『BLが好きだから今まで乙女はやる気がしなかった。けど興味はあるよ』というパターンでしょうか。
どちらのパターンの方にも今回キャンペーンでお得になっている2タイトルはオススメできますよ!

というのもどちらのタイトルにも共通して言えることが一つありまして。
どんな事かと言いますと『ジャンルに括られない、独自の作りこまれた世界観が確立されている』という事なのです。

アドベンチャーゲームを遊ぶときに楽しんでいる点というのは『驚き』であったり『ときめき』であったり、『感情を動くこと』を楽しんでいるのだと思うのです。
この2タイトルには『見知らぬ世界を知る喜び』というベースの上にキャラクターのドラマが構成されているので、そういった意味でも感動が約束されているのです。
恋愛を扱ったアドベンチャーゲームが遊びたい、そう思っているならば間違いはないといっても過言ではないのです。

気になるけれど、どうしよう…と思っている方はぜひ飛び込んでみてください!

作品紹介動画があるそうですよ。


 
紹介動画を見てどっちにしよう…と迷っているあなたへモッツァレラよりオススメを。

ジェンダー的なボーダーを飛び越えるのがOKの方には…
和物の世界観がお好きな方なら 『大正メビウスラインPORTABLE』
ファンタジーがお好きな方なら 『越えざるは紅い花〜大河は未来を紡ぐ〜』

ジェンダー的なボーダーにはまだ躊躇いがある、という方には…
まずは 『越えざるは紅い花〜大河は未来を紡ぐ〜』

いやいや、どっちも遊ぶよ!という方には
まずは 『大正メビウスラインPORTABLE』をオススメいたします!



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