Special Interview
Nintendo Switch移植記念
『世界滅亡共有幻想マミヤ』原作者インタビュー

心に刺さるダークミステリーや幻想的な世界観を特徴としたゲームを制作するサークル「けんこうランド」。
本作の企画・シナリオ・グラフィックを担当した『ココロ・テン』氏のスペシャルインタビューを公開。
- 本タイトルをすでに遊んだことがある方に、移植版のおすすめのポイントをお聞かせください。
- 一番は、やはりフルボイス化です。全ての収録を私自身も監修させていただきました。
原作ではテキストから想像するしかなかった感情の機微が、声優さんの熱演によって鮮明に、ダイレクトに伝わるようになっています。
また、システム面ではdramatic create様の移植による、Nintendo SwitchでのZLボタンでの早戻し機能が非常に快適です!
物語をじっくり噛み締めたい本作において、この操作感の良さはぜひ体験していただきたいです。 - 追加要素となる「ミニゲーム」に関して、初めてプレイした感想などございましたらお聞かせください。
- 正直に言うと……少し難しかったです笑。
ただ、原作にあった「シナリオガチャ」に比べると、おまけシナリオの入手難易度はかなりマイルドになっています!
キャラのドット絵も原作者描き下ろしなので、ぜひ楽しみながら挑戦してみてください。 - 今回初めてフルボイスとなりますが、特に聞いてほしいポイントなどあればお聞かせください。
- 『マミヤ』は時系列が複雑な物語であり、同じキャラクターでも成長した姿で登場する場面があります。
その演じ分けの変化、特にDownFall組(有栖川・冬馬・新垣・鮫島)の時代による声のトーンの違いは必聴です。
それから、今作は感情的なシーン、特に叫びのシーンも多いので、声優さんたちによる魂のこもった熱演をぜひ感じていただきたいです。 - 原作者様の思う、各キャラクターの魅力をお聞かせください。(名前をクリックすると回答が開きます)
菊池リョウ
誰にアピールせずとも、強さと気高さを持った人物です。
妹のみどりとの関係性も含めて、菊池リョウらしさだと思いますので、そこも見て頂けましたら。
東條湊
繊細なように見えて、フィジカルの強さから来る[人を守る強さ]が魅力のキャラクターです。
日本のゲーム作品の中で、ジェンダーの話題に従来のテンプレートではない形で触れている点も見どころです。
森近春樹
チャラチャラしていてだらしない印象ですが、常に状況を整理して最適な判断を取れる頭の良さがあります。そのギャップが彼の魅力です。
あと顔を一生懸命セクシーに描いています。
周防景人
明るくて真っ直ぐなことが、必ずしも正解ではないという「危うさ」が彼の魅力です。
他者を支配する一歩手前まで踏み込んでしまう、その純粋ゆえの怖さを感じてほしいです。
有栖川
同年代である鮫島含めた、全方位に対して面倒見が良いところです。
学生組からは少し煙たがられることもありますが、それこそが彼なりの気遣いの形です。
独特の渋みと重厚感がある、例えるならウイスキーのような男ですね。
冬馬
学生時代と大人になってからのギャップに注目してもらいたいです。
若さゆえに抑え込んでいたものが、歳を経てどう発露するのか。
過去と現在での熟成を味わってほしいという意味で、深みのあるワインのようなキャラクターです。
新垣
紅一点ですが、いちばん時代に翻弄され、真面目に苦悩し続けている人です。
奔放なようで、実は誰よりも「自分を裁いてほしい」と願っているのかもしれません。
甘い口当たりなのに悪酔いしてしまうカクテルのような、危うい魅力を持ったひとです。
鮫島
彼が登場するだけで、場の空気が一気に「鮫島色」に染まってしまうほど、変わった人です。笑
ただ本人に自覚は無く、そのズレこそが鮫島本人の魅力です。
例えるならハブ酒でしょうか。唯一無二で、癖になる珍しい味わいを持った人です。
夏目
大切な友人のそばで見守り続ける、優しい人です。
他人から見れば自己犠牲が過ぎるように見えますが、実は誰の言うことも聞かないくらいの強情な意志を持っている。
そのアンバランスさが魅力です。
間宮夢久
全知の悪人を装いつつ、その実、非常に純粋なひとです。
多くのものを大切に抱えているからこそ、実は脆くて弱い一面も。
ゲームを進めていくうち、ある種の健気さを感じてもらえるんじゃないかと思います。お楽しみに。
- 原作から応援してくれているユーザー様にメッセージをお願いします。
- 私自身もNintendo Switchでプレイしましたが、携帯機としての手触りの良さも相まって、
一つのゲームとして非常に面白い仕上がりになっています。
もちろん、PC版でゲームは一つの完成された形として結末を迎えています。
ただ、フルボイス化によってキャラクターが声という肉体を持ったことで、 原作者である私自身も、彼らの新たな一面や物語の深さに改めて気付かされる瞬間が多くありました。
PC版を原典として大切にしてくださっている方にこそ、 新しい解釈や多角的なアプローチを含めて、もう一度『マミヤ』の世界を楽しんでいただけたら嬉しいです。



