ギャラリー
-
その時──。
ばしゃん、と大きな水音が聞こえた気がした。
そして次の瞬間、私は強い力に引っ張られ、
水中から顔を出すことができた。
【主人公】
「――ぷはっ、げほっ! けほっ……!」
【鴎外】
「芽衣! 大丈夫か!?」
【主人公】
「鴎外、さん……?」
-
刺激の強すぎる光景にクラクラしていると、
春草さんがちらりと横目で私を見た。
その流し目までもが、色っぽい。
【春草】
「ん……?
君──いつからここにいたの」
首を傾げる春草さんに
私はつと目をそらしながら答える。
【主人公】
「えっと、たった今、
来たばっかりです」
【春草】
「ふぅん」
-
私は音二郎さんに腕をのばさずにはいられなかった。
音二郎さんの頭を包みこむと、
そっと自分の胸にひきよせる。
音二郎さんは抵抗することもなく、
おとなしく私の胸にゆだねてくれた。
【音二郎】
「やめてくれよ、芽衣」
「てめえの好きな女の前でぐらい、
かっこつけさせろっつうんだよ」
-
【鏡花】
「まあ、いいや。
ちょっとこっちを見なよ」
【主人公】
「え?」
そう言われて、鏡花さんを見上げると、
顎に手が添えられまじまじと顔を覗き込まれた。
【鏡花】
「……」
【主人公】
「あの、鏡花さん?」
-
【藤田】
「約束してくれ。
今後、不安なことがあれば些細なことでも、すぐに報告すると」
【主人公】
「はい……、必ず」
私が頷くと、藤田さんは安心したように目を細めた。
-
八雲さんは苦笑すると、ヘッドボードに背を預け、私の身体を後ろから抱き抱えた。
【主人公】
「わがままを言って、ごめんなさい……」
願いは聞き入れられたけれど、
小さな子どものような態度だったかととたんに恥ずかしくなってしまう。
【八雲】
「ふふ。芽衣サンのわがままは、
私を大変喜ばせてくれるものでしたね」
-
1人だったら心細いはずの公園も、
チャーリーさんとなら不思議と怖くない。
【チャーリー】
「いやあ、いい夜だねえ。芽衣ちゃん。
こんな夜に君と二人でいられるなんて、僕は幸せ者だなあ」
【主人公】
「……チャーリーさん。
とりあえず散歩でもして私のことなだめておこうって思ってるでしょ」
【チャーリー】
「やだなぁ、そうじゃないよ。
僕が君と、もう少しだけ一緒にいたかったんだ」